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ヘルシンキで緊急事態

海外に旅行をすることでも、日常から離れているのに、こんな緊急事態に遭遇するというのはある意味ものすごく珍しいのではないでしょうか?!

また、意外に冷静な自分を発見できたというのは、今後何かの役に立つ貴重な体験だったかもしれませんね。(^^)

アレキサンダー

フィンランドへの一人旅

33歳会社員です。5年ほど前に観光でフィンランドのヘルシンキを訪ねました。

 独り旅が趣味なので、この旅も独りでした。空港からタクシーに乗り、ヘルシンキの中心にあるホテルに到着したのは夜7時頃でした。夕食を食べた後、シャワーを浴びたら長旅の疲れが一気に出て、ベッドに倒れこむように眠りにつきました。

早朝4時頃、ものすごく大きな音が部屋中に響き渡りました。その音でぱっと目が覚め、辺りを見回すも、どこから音が出ているのか全く見当がつきません。寝ぼけてテレビかラジオを操作してしまったのかと思い、それらをチェックをしましたが、電源は切れているようでした。

あまりの音の大きさでしたので、

「周りの部屋の人も起こしてしまったに違いない」

と、これから起こるであろうトラブル対処を想像すると、せっかくの観光が面倒なものになってしまうと思い、ドキドキしていました。

徐々に頭が醒めてきて、冷静に考えられるようになってきた頃、それがサイレンであることに気が付きました。しかし、何やらアナウンスされているのはフィンランド語。全く理解できませんでした。

意外に冷静に対処している自分

そうこうしている内に英語のアナウンスが聞こえてきました。

「火事です。エレベーターは使用せず、非常階段で逃げてください。」

・・・・巻き込まれました。

こういった状況に置かれると、さぞかしパニックになるのかと思っていましたが、意外に冷静でした。必要最小限の荷物を頭の中でリストアップします。

「パスポート、財布。旅程もかな。。。」

そして、小型のバッグにそれらを詰め込んでいざ脱出!パスポート、チケット

部屋を出ると、煙は出ていませんでしたが、寝ぼけ眼の人たちが非常階段に向けて歩いていました。

私も非常階段に通じるドアに到着したとき、ドアのサムターンに、普段は開けられないようにプラスチックのカバーがとりつけられていました。現地の男性と引っ張ったり、回したり色々工夫して取り外そうとしましたが、全く外れず。

最後にはその男性が力ずくで割って外してくれました。みんなで外に脱出すると、そこには既に数十人の宿泊客が不安そうな表情で立ち尽くしていました。9月の早朝のヘルシンキはまだ暗く、とても寒かったです。

こと顛末は、お粗末なオチで

すぐに消防車が3台ほど到着し、消防隊員がホテルに入っていきます。特に放水はしていませんでした。周りの人に聞いてみるとどうやらボヤ程度だったようです。とくにアナウンスはありませんでしたが、しばらくすると、みんな部屋に戻っていきました。

何だったんだろうと朝の身支度をしていると館内アナウンスで、

「レストランのトースターから火が出ましたが、すぐに消し止められました。」

何とも人騒がせなことに巻き込まれてしまいました。

チェックアウト時にも特に説明なし。その後は普通の観光旅行を楽しみました。何とも貴重な経験ができました。

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