ガイドブックに載っていないような場所で、「これは良い」と思うような場所はまだまだたくさんあります。勿論、危険なところや行為は避けなければなりませんが、ちょっとくらいの冒険心は合っても良いのかもしれません。。。
カンボジアへ友人と
私は現在大学生、21歳です。
昨年の夏、カンボジア通の友人と一緒に、カンボジアのカンダール州へ行きました。水道もない、小さな村でホームステイをしながら観光をしていたのですが、定番のシェムリアップとは違い、観るもの聞くもの、全てがガイドブックに乗っていないものばかりでした。ガイドブックのページの多くはアンコールワット遺跡に割かれていたせいもあると思います。
滞在日数が少なくなってきたころ、友人は「ドゥルチェ」なる場所に私を連れていきたいと言い、カンボジア人にそこまで連れて行ってくれないかと頼みました。ですが、しばらく行けないと言われてしまったのです。
なぜかというと、その「ドゥルチェ」は寺院であり、そこの僧侶が女性を連れ込んだことが発覚し、しばらく寺院は立入禁止のような状態になっている、というのが大まかな理由でした。
私のヒアリング能力には問題があるので、もしかしたら詳細は違うのかもしれませんが、とにかく行けないことが分かり、友人はとても残念がっていました。わたしは別にそこまでして行きたいとは思わなかったものの、友人が
「あそこはとてもすごい」
というので、せっかくなら見たかったなと感じました。
ガイドブックには載っていないところへ
すると数日後、なんとか行けるようになったのです。舗装されていない道路を三人乗りのバイクで疾走し、目に入る砂埃にいらいらしていると、やがて景色が変わり、美しい自然が現れました。空の青の下に南国らしい田んぼが広がる光景も眺めていると、今度は並木道が現れました。突っ切ると、「ドゥルチェ」に着きました。
そこには遺跡と、現在も使われている寺院がありました。「ドゥルチェ」という言葉が、遺跡を指すのか、それとも寺院を指しているのかはわかりませんが、そんなことはどうでもよくなるくらい、とにかく素晴らしいところでした。
よくは分かりませんでしたが、古い王朝の、王の住まいだとか言っていたと思います。見上げると首が痛くなるほど大きな仏像がいくつか鎮座しており、荘厳な雰囲気を感じました。
観光客は私たち以外に誰もおらず、そのことが雰囲気をさらに高めていました。とはいえ、訪れる人が少ないからこそ、細かい装飾が施されている床のタイルは多少ヒビがはいっていました。
たどり着けない「幻の遺跡」
しかしそれでも、とても歴史を感じ、感動しました。私は後になってアンコールワットにも行きましたが、セルフィーに夢中の観光客が多く、ただただ疲れただけで、あまり感動はしませんでした。「ドゥルチェ」の方がはるかに良かったです。
後日いろいろなカンボジア人に「ドゥルチェ」のことを聞きましたが、私の発音が悪かったのでしょう、全く通じず、詳しく知ることは出来ませんでした。日本語で検索しても、私の記憶に合うものはヒットせず、私の中ではまさに「幻の遺跡」となってしまいました。
海外での観光は、ガイドブックに載っている遺跡巡りも素敵ですが、現地の人の協力なしにはいけないような場所に行くのはもっと素敵だと思います。
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