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渡航先で使えなくなったクレジットカード

渡航先で、クレジットカードが使えなくなると、本当に焦ります。
使用残高の問題であれば、現金や別のカードで間に合わせられますが、ピッキングなどに合っていて、カード会社に止められているとしたら、その処理に旅行気分ではありません。

話の中では、カード会社には連絡していないようでしたが、使えなくなって、心当たりがなければ、カード会社には一応連絡し、なぜ使えなくなったかは確認しておいた方が良いと思います。

underground

イギリス一人旅

当時、私は25歳。ブログライターでした。そんな私の息抜きはイギリス一人旅。お金が貯まると特に理由も目的もなくイギリスを訪れていました。

一人旅なので基本的にノープラン。平均1週間の滞在で南部からスタートして、あちこちうろうろしてからロンドンで最後の2日ぐらいを過ごす。その日の宿はその日に探す。そんなざっくりとした感じでした。

ところがです。そのときは珍しくロンドンで最終日までの3日を過ごそうと決めたとき、大変なことが起こりました。

クレジットカードが満額に達してしまったのです。

これは旅行中の使用状況に特に問題があったわけではなく、前月の利用額の把握が甘かったのでした。本当に情けない話でした。

これに気付いた時は、シャーロック・ホームズの家でおみやげを買おうとした時でした。何度やってもエラー。店員さんには不信がるより、むしろ哀れみの目で見られました。
とりあえずお店を出てから頭の中でサイフの中身を一生懸命思い出そうとしました。
(実際にサイフを覗くと危ないので)

ヒースローまでの交通費だけあれば

確か現金なら円にして5〜6,000円分はあったはず。
絶対に確保しておかなければならないお金は、ヒースロー空港に向かう地下鉄の料金ぐらいかな?と今思っても無謀な計算をしました。

宿のお金は前払いで支払ってあったので、それだけは本当に助かりました。

朝食は宿でたっぷり食べられるし、夜は我慢できないこともない。あとは地下鉄かバスの1DAYパスさえあればロンドン巡りはできる。というのも、ロンドンの美術館や博物館は基本的に無料なのです。ハイドパークなどの公園も当然、タダ。

私はもともとそういったお金のかからない旅行が好きだったので、自分へのおみやげさえ諦めれば何とかなる気がしました。

そして、実際に何とかなってしまったのです。

美術館でじっくり絵を眺めたり、公園でゴロゴロしたり。
逆に、お金を持っていないので盗難の不安もなく、かつてないほどのんびりとしたロンドン見物ができました。

これなら夕食を我慢することもないなと、宿の近くのミニスーパーで安いサンドイッチと果物を買って、夜はそれをおいしく頂きながらのびのびとテレビ鑑賞。飲み物はもちろん紅茶です。宿のサービスでどれだけ飲んでも無料。しかも美味しい!さすがはイギリスです。

そういったスタイルで残りの3日を問題なく過ごせました。

10代のことにしたかったことができた!

誰かに泣きつくこともできませんし(よく考えればクレジットカード会社に電話くらいはできたと思うのですが、当時はそれよりも自力で工夫をしてみたかったのです)それなら限られた中で最大限に楽しめば良い。

そう思えたのは、ロンドンの観光は意外と安くつく現実があってこそでしょう。
普段、ロンドンでは必ず1回はミュージカルを観るのですが、それは諦めるとして、とにかく無料の場所を訪れる。そして過ごす。

その時に気づいたことが、案外、この「過ごす」ことをしていなかったこと。訪れただけで満足してしまって、そこでの時間をあまり大切にしていなかったなぁ、と反省しました。

このとき有料ゆえに入れなかった大聖堂なども、入り口の階段に座ってアーチや尖塔を見上げているだけでもとても充実した気持ちになれましたし、かえって想像力をかき立てられました。

大人としては笑えないトラブルでしたが、10代のころ最初に「イギリスに行きたい!」と思った時にしたかったことができたのではないかな、と、私の中では大切な思い出になっています。

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