手配・準備

文化のちがいで服装もちがう?!

ドレスコードいうものを、海外に行くと気にする場面があります。

日本でも、冠婚葬祭はやはりそれなりの服装を気にしますが、日常の中で私たちは、社会人なりの服装をしていれば、よほどパーティー的なところに参加しない限り、普段服装を期にすることはないと言えます。

常識の範囲の違いが異文化

62歳で現役を退くまでには20年間の海外事業担当期間があり、その内の約15年間は駐在員として海外在住の経験をしました。その間に訪れた諸外国は業務での出張や休暇での観光を含めて20か国以上であり、それを通して様々な異文化を体験しました。

あれは海外在住中の休暇旅行でヨーロッパ観光旅行をした時の出来事でした。
東南アジアやヨーロッパの寺院等では建物の中に入る時の服装に制限がある所があります。これは恐らく宗教上の理由からと思われますが、どんな場合であってもTPOに合わせた服装は常識の範囲で必要だと思います。

ただその常識の範囲が国によって違うのが「異文化」なのかも知れないとも思います。

バチカンでミニスカ女子

バチカン市国の建物もその一つで、ミニスカートの女性には膝小僧が露出しないように大き目のスカーフが配られ、それを腰に巻いて入場を促されていました。

その日は快晴の真夏日、入館待ちの長い行列の中にはショートパンツの男性やミニスカートの女性を多く見かけました。

長い待ち時間に少しイライラし始めている頃に私と妻のすぐ前で一人の金髪女性が入り口の係員と何やら揉めていました。その女性は明らかに若きアメリカン、膝上15センチ位のミニスカートから白くて長い足を、そして短めのTシャツの下の細くくびれた腰回りを自慢げに披露していました。

散々揉めた挙げ句、周りは唖然。。。

しかし、揉め事の原因はそこにあったようでした。素直にスカーフを借りて腰に巻けば問題ないはずだったと思いますが、何故か彼女はそれを拒んでいました。

困惑した係員が他の入館者を先に通そうとした時「これならいいんでしょ!」と言わんばかりに彼女はある手段を講じ、そのまま建物の中に入って行いました。順番待ちをしていた私と妻は勿論、近くにいた皆が一瞬唖然とした顔になり、直ぐに苦笑に変わりました。

彼女が講じた手段とは?!

その彼女が講じた手段とは、そう、ミニスカートを20センチ程ずり下ろして膝小僧を隠したのでした。

彼女が上に着ていたものはロングコートでもジャケットでもない短めのTシャツ。その裾と下ろされたミニスカート上部との間に人々の視線が集中しました。私はバチカンの建物の中に何が有ったかをあまり記憶していないが、バチカンのその女性の「その間」にあった白く輝くもの、芸術的ともいえるその姿は今でも目に焼き付いています。

これから海外旅行、特にタイやヨーロッパの寺院巡りをされる方は是非覚えておいて下さい。

係員が配るスカーフは素直に受け取って身に着ける方が賢明です。それがイヤなら決してショートパンツやミニスカートで行かない事をお勧めします。もしもそれも出来ないのであれば、Tバックの下着だけは避けたほうがよろしいかと。。。







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