旅行中、体調が悪いと仕事でも遊びでも集中できませんし、楽しめませんね。
旅行中はなるだけ無理はせずに体調を万全にできるよう、自己での体調管理を優先して行動することは大切なことですね。
家族でギリシャへ
私は東京在住の29歳男性です。8年ほど前に家族で海外旅行に行った時の話です。
それまで、毎年国内での家族旅行には行っていましたが、その年は初めて海外旅行に行くということで、みんなで行き先を決め、ギリシャに行くことに決まりました。家族全員一度は行ってみたいと思っていた場所だったので、簡単に決まりました。
それまで、海外といえば、中国にしか行ったことがなかった私は、飛行機に10時間以上乗るなど想像できませんでした。途中、フランスのシャルルドゴール空港でトランジットがあったのですが、空港におりた時に少し時差の違和感を感じていました。
それでもまだ平気だったのですが、ギリシャに降り立った時には、かなり気持ち悪かったのを覚えています。このような長いフライトは初めてだったのと、何も対策を講じなかったので、完全に時差ボケにかかってしまったのです。
その時の旅行はツアーで行ったのですが、夜は遅く、朝は早い移動が多い観光でした。あまり体調がよくなかったので、ホテルに着いたらすぐに寝てしまいました。ギリシャではアテネをはじめ、とても素晴らしい遺跡や自然を巡ったのですが、移動のバスの中ではずっと胸の当たりをさすり、飴をなめて過ごしました。
食事もろくに食べられないほどに・・・
海外旅行の一つの楽しみでもある、食事もろくに食べられず、その点に関してはあまり楽しめませんでした。
いく先々で、家族が写真を撮ってくれようとするのですが、私はそれに、笑顔でこたえられる余裕がありませんでした。今見返しても当時の写真は青ざめた顔で、無表情のものが多いのがとても悔やまれます。
一緒に回ったツアー仲間も8日間ほどの旅行中、ずっと私が楽しくなさそうに見えたのか、いつも気にかけてくれていました。私自身体調があまり良くなかっただけで、心では旅行を楽しんでいたつもりだったのですが、他の人にはそのように映らなかったみたいです。
それでも、家族とツアー仲間の助けもあり、大事を起こさずになんとかツアー内容をこなしました。
最後の最後に豪華なディナー
しかし最後の最後に、その旅行のメインとも言える豪華な魚介類を使ったディナーが出たのですが、料理を目の前にして、気持ち悪さがピークとなり、その食事は遠慮してしまいました。
座っているのもしんどかったので、添乗員に相談し、入り口の待合席を並べてそこに一人寝て待つことにしてもらいました。目の前で皆は美味しいご馳走を食べているのに、一人だけ何をしているのだろうと思いました。
こうして私の海外旅行は終わってしまいました。それからは、長いフライトになるときは、前もって体内時計を合わせるように、数日前からライフサイクルを調整したりするなど、キチンと対策をとるようにしています。
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