トラブル、ハプニング 

ケニアの森で

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土地勘が無いのはもとより、現地での行動は、まず、現地での常識を知りませんから、自分の常識や経験ではなく、現地での習慣や常識に耳を傾けるのが安全を確保するための第一歩です。。。というお話です。

普通、企業の出張でケニアというのはなかなかありませんが、いつ未開の地に行くかわかりません。そんなときには非常に参考になるお話です。

ケニアへの出張

34歳元NPO職員です。26歳の時、ケニアへ出張旅行でのこと。

仕事内容は、ケニアの森の調査。具体的にはどんな植物がどれくらい森に残っているかを調べる調査でした。現地の大学教授とその学生にガイドを頼みながら、ナイロビ周辺を車であちこち残っている森を求めて移動を繰り返していきました。

ナイロビ周辺は、ちょっと市外から離れると大きなスラムがありますので、残っている木は薪や民芸品を作る材料として片っ端から切られて利用されてしまいます。調査は必然的に保護区として指定された区域になってしまいました。

雨の中保護区内で

そのハプニングはその保護区域内で起きました。

その日もなんとか太陽があるうちに調査を終えられそうだという目星がついたころ、いきなり熱帯特有のスコールに私たちは襲われました。

そこまではよかったものの、私たち日本人調査チームは、いつも雨の中の調査は慣れっこで、みんなカッパや傘を差しながら調査を続行しようとしていました。しかし、そこはケニアの保護区の中。現地の協力者たちはしきりに「帰ろう」「危ない」と促し続けました。

しかし、もう少しで調査は終わるというところだったで、私たちは現地の人の声を無視したりなだめたりししながら、調査を続けていました。

雨はどんどん強くなってくる一方、もうそれは文字通りバケツをひっくり返したようで遠くは見えないくらいでした。

その状況に現地のガイドがとうとう、ぶち切れて、

「帰ろう!でないと死ぬぞ!!」

とまで言い出しました。本気の血走った眼でした。ついに私たちも折れて車に乗り込むところでようやく気付いたのでした。

「死ぬぞ!!」の意味がわかった瞬間

熱帯の土。赤く、粒子は細かくて雨に濡れると、さらさらの泥水になって流れ出しました。そうなると、4駆ではない車は、面白いようにぬかるみにはまりだします。

私たちが乗ってきたのはトヨタのワゴンでした。100m進んでははまり、また、少し走るとはまり、を繰り返しました。はまるたびに全員車から降りて押すはめになりました。全身タイヤからかき出される泥まみれで、しかも近くにはバッファローの群れも。バッファローの2つの鋭い角は、突かれれば確実に大けがをします。

現地の人の

「死ぬぞ!!」

の意味がようやく分かった瞬間でした。

新しい掟

結局、その場は現地の人が街に連絡を取って、4駆の車を迎えに出してもらい、ワイヤーで2台をつなぎ、引っ張ってもらいながら無事に帰ることができました。

そのワイヤーも最後には切れてしまいましたが、なんとか事なきを得ました。現地調査チームの素晴らしいところは、そんなハプニングを起こした私たちに対して、とがめることもせずに乗り切った後はみんなで楽しく晩御飯を食べようと楽しんでくれたことでした。

残ったのは、赤土まみれのカッパと登山靴。どう洗っても何回洗っても隙間に入った細かい泥状の赤土は取れることはありませんでした。

その後、私たち調査チームの掟として、現地の人の助言にはよく耳を傾け、熱帯のスコールには気を付けるようになったのは言うまでもありません。そして、森へ行くときは4駆の車で。。。

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