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ゴールデンロックの悲劇

旅行中はいろいろと不運に見舞われます。予期していなかったことなど、後でこうすればよかったと思っても後のまつりです。しかし、それはそれで良い思い出となり、忘れられないこととなることも。そんなお話です。

ミャンマーの観光名所へ

現在、休職中の40歳です。
先日、夫とミャンマーを旅行し、崖から落ちそうで落ちない黄金の岩・ゴールデンロックを観光してきました。

今回のミャンマー旅行はヤンゴンからスタートし、バガンやマンダレー、インレー湖を巡り、旅の最後を飾る目的地としてこのゴールデンロックをとても楽しみにしていました。
悲劇の予兆はゴールデンロックのベースキャンプとなるキンプンの街に到着したときにやってきました。

疲れで体調不良に・・・

それまでの長距離移動で疲れが出たのか、私が体調を崩してしまったことに始まります。胃の痛みと吐き気で食欲もなく、その日はキンプンに宿を取りゆっくり休むことにしました。

翌朝、私の胃の痛みも治まり、山歩きもできそうなくらいに回復したので、早速、ゴールデンロックに出掛けることにしました。

ゴールデンロックの参道の入り口までは、キンプンの街からピックアップトラックが出ています。中古車トラックを改造し、荷台に横一列の席を何列も設けただけのもので、席には横1列6人がぎゅうぎゅう詰めに座ることになります。

トラックの激しい揺れに堪え兼ね

そして、夫の身にも刻一刻と悲劇が近づいていました。トラックが乗り場を出発すると、しばらくはなだらかな坂道が続きましたが、徐々にくねくねとした山道に変わり、トラックは急な坂を上ったり下ったりを繰り返しました。

荷台に乗っている私たちは、まるでジェットコースターに乗ったときのように大きく揺れ、しっかりと手すりに掴まっていないと、体を外に投げ飛ばされそうになります。夫の隣の席には、お父さんと4〜5歳くらいの息子の親子連れが座っていて、お父さんが膝の上に座る息子を抱えていましたが、子供が投げ出されはしないかとヒヤヒヤしていました。

ミャンマー人は乗り物に弱いのか、しばらくすると荷台席のあちこちでビニール袋を握りしめ、下を向いて苦しそうにしている乗客が目に入るようになり、横に居た夫が、突然私に向かって「まずい!」と声をあげました。
その瞬間、夫の隣でお父さんの膝の上にいた少年が吐いてしまい、隣にいた夫の足にかかってしまいました。子供もぐったりした様子で、夫は誰にも怒りをぶつけることもできず、参道に到着しトラックを降りると夫はまずは公衆トイレへ足を洗いに行きました。
幸いサンダルを履いていたので、水洗いしてしまえば何ともありません。

ゴールデンロックにたどり着いたものの

しかし、参道を歩き始めると、再び、私たちにとって大事件が起こります。参道の遠く先にある崖の上に黄土色のシートに覆われた大きな物体が目に入りました。なんとゴールデンロックがシートで覆われているのです。

しかし、せっかく来たのだから、とにかく近くまで行ってみようと、参道脇にあった外国人用のチケット売り場へ入り、入場料を支払いました。チケット売り場のオフィスには、丁寧にゴールデン・ロックがシートで覆われている写真が貼ってあり、係員の方は、これが現在の様子だと説明してくれました。

私たちがゴールデンロックの目の前までやってくると、男性はそのカバーの中に入りゴールデンロックに金箔を貼ることができるというので、夫はミャンマー人男性の列に加わることにしました。

逆に忘れられない場所に

私は、ゴールデンロックを見ることさえ叶わず、ただシートで覆われたゴールデンロックを眺めているだけでした。ゴールデンロックを参拝し、シートの外へ出て来た夫は、シートの中ではゴールデンロックがあまりにも近くにありすぎて、ただそこに金色の壁があるだけで、落ちそうで落ちないという感じを実感できなかったと感想を漏らしていました。

さんざんなゴールデンロックでしたが、逆に忘れられない場所になりました。

ゴールデンロックは数年に一度金箔の張り替え工事を行うそうですので、お出かけの際にはインターネット等で情報をご確認ください。

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