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ふと思い立って、インドへの一人旅

こんにちは、営業課長の上田です。
インドに行くと、ハマる人とそうでない人がいると聞きます。両極端なようで、日本人にとって、とても幻想的な部分と、現実的な部分が共に非日常的なものを目の当たりにするので、どちらに過敏に反応するかによって決まるのではないでしょうか?

ちなみに、私は、お腹を壊して「もう行きたくない」と思ったクチですが・・・

ガイド料、4万円高い?安い?

36歳の会社員です。私は5年前にふと、何となくタージ・マハルを見てみたいと思い、すぐにインドフリーツアーを申し込みました。

初めての一人旅がインド旅行でしたので、不安だらけでした。そして、デリーの空港に到着しようと飛行機が離陸体勢にはいったときに窓から見えたデリーの夜景は、灯りが少なくすごく寂しい夜景だったのが印象的でした。

空港に着くと、お邪魔するホームステイ先まで案内をしてくれる添乗員と会いました。日本語がペラペラのインド人添乗員とタクシーでホームステイ先に向かいました。

タクシーの中でその添乗員が、

「街中でルピーに両替するとレートが悪いから、私が今両替しましょう」

と言われたので、添乗員なら安心かなと思い、4万円を渡しました。
すると、

「この先一人でインドを観光するのは無謀だ。私がアグラ、ジャイプールのいいホテルを予約するし、ドライバーを手配してあげる。この4万円でどうだ?」

と言ってきました。
そのとき、両替しようとした金額とぴったり同額なのは怪しいと思い、しばらく問答しました。しかし、やはり列車やバスで観光するのは無謀だと思い、結局、その申し出を受けることにしました。

インディージョーンズのような世界

初日にお世話になったホームステイ先はとても綺麗な家でした。大きなテレビやパソコンがあり、裕福な家庭なのでしょう。翌朝、お母さんと朝のチャイを作りました。チャイを飲みながらカレー味のマッシュドポテト、カレークッキー、カレーサンドを食べ、すごく美味しかったです。

そして、ホームステイ先に別れを告げてオールドデリーをドライブしました。前の晩は暗くて分からなかったのですが、道路は糞だらけでした。そして、ガンジーの墓がある公園を散歩したり、名前の知らない遺跡を観光したりしました。しかし黒くて大きな野犬がたくさんいて怖かったです。ただ、よく見かける野生のリスやオウムたちが可愛かったです。

午後からは200キロ離れたアグラへ向けてドライブしました。ハイウェイを歩くラクダたち、ボコボコ穴だらけの道路、転倒した大型トラックがエキサイティングでした。インドの風景の何もかもが刺激的で、ずっとテンションが上がっていました。アグラに着くと、アグラ城へ行き、そこからタージ・マハルを眺めました。インディージョーンズの世界のような幻想的な風景でした。

二度と来るものかと思ったものの・・・

次に車でジャイプールに行きました。ジャイプールのホテルは不潔で、部屋のトイレは公衆便所のような臭いを放っていました。夜寝ようとすると、何者かが勝手にドアを開けようとしてドアノブをガチャガチャ回していました。鍵をかけていたので入ってこれませんでしたが、執拗に開けようとしていました。

ドアをドンドンドンドンと叩いてきました。身の危険を感じた私は電気スタンドで殴る準備をしていました。ちなみにフロントにそれを伝えましたが取り合ってくれませんでした。緊張よりも疲れが勝っていて、私はいつの間にか寝ていました。

翌朝、高熱が出ているかのように物凄く体調が悪くて、すぐに起き上がれませんでした。お腹を壊してしまったようでした。それでも無理して起きて、ジャイプールのシティパレスとアンベール城を観光しました。アンベール城へは山の麓から象に乗って行きました。たまたま象に同乗した日本人女性は私より長く滞在していたのに元気でした。

そして帰国する日がきて、ドライバーから

「お前は俺の友人だ。またインドに来いよ。」

と言われました。ところが、その後のチップを要求されました。私にお金がないとわかると、すごく冷たくなりました。

「また来るよ」

と言っても、最後は実にそっけな態度でした。
その時は、

「二度とインドになんか来るものか」

と思いましたが、最近またインドへ行きたくなってきました。不思議なものです。

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