出張旅行などで、手持ち現金が底をついたとしても、キャッシュカードがあれば、ほとんどの国と地域でなんとかなるでしょう。しかし、そこは学生の貧乏旅行。なんとかならなかったんですね。
タイ、カンボジアへ貧乏旅行
30歳、自営業です。学生時代に卒業旅行として、タイ、カンボジアを旅行しました。その旅行でおきたハプニングは、現地通貨の手持ちが底をついたことでした。当時、アルバイトで旅行資金を貯めるつもりが、思ったよりも、貯金できませんでした。それほど体力的に厳しいアルバイトではなく、その分、時給も期待したほどではなかったのです。
結局、アルバイトで貯金することができたのは、数万円でした。そのなけなしの貯金から、タイのバンコクまでの航空券を格安チケットで購入しました。それだけで、往復チケット6万円ほどの出費になりました。さらにパスポートの取得費用、身の回りのものの購入費用、そして空港使用料を支払うと、手持ちの資金は2万円に満たなくなってしまいました。
現地通貨の両替は最小限に
資金に不安を抱えながら、日本からバンコクに飛行機で飛び、まずは現地で安い宿を探すつもりでした。その翌日には、タイから鉄道でカンボジアへ入る計画だったため、タイの現地通貨バーツの両替は、宿代、食事代など最小限度にしました。
バンコクの空港から市内へも、交通費をうかすために乗り合いバスを利用することにしました。ところが困ったことに、バスの車掌に、まったく知らないバス停で強引に降車させられてしまったのです。
メーターが不安を煽る
バス停で待っていた人たちに英語で尋ねてみても、だれも理解してくれません。仕方ないのでタクシーを拾いました。ところが、タクシーは渋滞に巻き込まれて、すぐに動かなくなってしまいました。運転手は「オーケー、オーケー」とにこやかに後部座席を振り返るのですが、メーターだけはどんどん上がっていきます。
結局、目的地についたのは一時間ほどしてからのことでした。タクシー料金は200バーツほどでした。日本円にすると600円ほどにしかすぎませんが、バーツへの両替を最小限で済ませようと考えていたため、これは手痛い出費になりました。
チケット売り場に救いの手が
タイからカンボジアへ向かうのを翌日に控えているというのに、早くも手持ちのバーツが底をつきそうになりました。この出来事からえた教訓は、不測の事態に備えて、現地通貨を十分に持っておくことでしょうか。なにしろ、タイからカンボジア国境の町へ向かう列車のチケットは、現地通貨バーツで買うしかなかったのです。
ところが両替をできそうな銀行を探しても、思うように見つかりません。途方にくれていると、駅のチケット窓口前の乗客の列の中に、日本人らしき若者が立っていました。そこで、思い切って声をかけました。バーツを貸してもらえないか頼んでみたのです。その若者は快くバーツを貸してくれました。結局、行き先も同じであることが分かり、それから1週間、旅を共にすることになりました。
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