モロッコへの海外旅行での珍体験。モロッコへのツアーも珍しいですが、この珍体験、ポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるかで、あとの海外旅行へのスタンスが大きく変わりますね。
ただでさえ、慣れ無い土地での行動ですが、普通なら次は消極的に捉えてしまいがちですが、果たして・・・
夜行バスでの弾丸ツアー
29歳外資系会社で派遣社員として働いている私は数ヶ月前までロンドンの大学院へ留学していました。2年間の学生生活で春・夏・冬と年に3回ある長期休みを利用して様々な国へ旅行した中でも、特に印象に残っているモロッコ・フェズの旅について書きたいと思います。
イースターホリデーを利用した1週間のモロッコ旅行では、出来るだけ現地の交通を使用し、出来るだけ多くの都市を訪れるためにかなりの弾丸スケジュールを決行しました。フェズへ向かう際には夜行バスを利用することに。
なんと!!2時間も早く目的地へ着いてしまい・・・
予定では目的地フェズには朝6時に着く予定でしたが、深夜バスの運転手のおっちゃんが飛ばしすぎて、なんと予定の2時間近く前にフェズの駅に着いてしまいました。
しかし、ここはモロッコ。日本やヨーロッパとは勝手が違い、早朝に駅に着いたからといって時間を潰せる24時間営業の店もない。人といえば、駅周辺で客待ちしているタクシーしかいない。朝方、予定より2時間も早く叩き起こされた私と友人はとにかく眠いし、頭が働かず、とりあえず予約していた宿へタクシーで向かってみることにしました。
早朝タクシーにぼったくられながらも、予約していたリヤド(モロッコ式宿)がある旧市街へと到着。
宿へと向かいチャイムを鳴らしてみたものの、さすがに朝の5時前、中からの応答はなし。電話してみたものの、応答はなし。とりあえず、行く宛も無いのでリヤド前に座り込んで宿が開くのを待つことに。
モスク帰りのおじさんがくれたものとは?!
6時になると近くのモスク(イスラム教の礼拝堂)でコーランが鳴り響き、礼拝へ向かう人々が徐々に起き出して、私たちのことを不振な目で見ながら話しかけたりして去って行った。
疲労と睡魔を感じながらもただでさえ用心して歩かないと行けない旧市街の道端で座り込んでいるという状況にさすがの私も神経が過敏になっていました。そんなとき、一人の男性が話しかけてきてくれました。しかも、モロッコではあまり通じなかった英語で。軽く事情を説明し、談笑した後、その男性は去っていきました。
その後、礼拝が終わり続々と家へ帰っていく人々を目で送っていくと、さっきの男性が何かを持ってこちらへ向かってきました。なんと朝食を可哀想な私たちに恵みにきてくれたのです。温かくて甘いモロッコのミントティーとパンとクリームチーズ、ジャムというザ・モロッカンブレックファスト。「食べ終わる頃にまた取りにくるね!」といって彼はまた去っていきました。
おしゃべり好きな国民性で助けられました
モロッコは日本とは全く文化が違う国で、勝手を知らない外国人が彼らのルールに従わないために嫌な経験をしたという話もよく聞きますが、本当はモロッコ人はおしゃべり好きで世話焼きな可愛い国民性をもった人々。
モロッコへバス移動での旅行を考えている方は早朝に駅に着いてしまっても新市街でなんとか夜が空けるまで過ごすこと賢明な判断をするか、もしくは私のような貴重な体験がしたければ、旧市街メディナで浮浪者のように道に座り込んでブルブル震えてみることをお勧めします。ですが、女性の方は決して一人ではやらないように!
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