海外で財布に関わることでは、スリとか置き引きなどの盗難の話はよく聞きます。盗難については目の当たりにしたこともありますね。
良い話ではありませんが、今回は「こういったこともあるんだなぁ」と思わされるお話です。
ケアンズへ家族旅行
38歳男性、メーカーの技術開発職です。少し前ですが新婚旅行と海外挙式を兼ねて、オーストラリアのケアンズに自分の両親と兄弟、妻の両親と兄弟で総勢16人で行きました。挙式を翌日に控えた日、私の父は時間があったので、宿泊したホテルに併設されているカジノに一人で遊びに行ったそうです。
もともと治安が良いとは聞いていたのですが、まさか一人で行くとは思っていなかったのですが、父はパチンコが好きなので、
「せっかくなので、海外のカジノを体験したい!」
と思い、ホテルのスタッフに聞いて行ってみたようです。
そろそろ帰ろうとしたところ・・・
小一時間ほどカジノで過ごした後、残念ながら、チップもなくなってしまったので、帰ろうかと座っていたスロットマシーンから立ち上がり、出口に向かって歩いて帰ろうとしたときです。そばに居合わせた外国人の一人が、血相を変えて父に向って走ってきました。
父はビックリして後ずさりしたのですが、すぐに捕まって腕を掴まれました。英語でまくし立てられた父は、もちろん理解できるはずもなく、動揺してオロオロするばかり。助けを求めようとしても、当然ですが周りには外国人ばかりで誰も助けてくれません。
困っているところへ、たまたまホテルのスタッフが通りかかったらしく、九死に一生の思いで助けを求めると、片言の日本語で通訳してくれました。
「あなた、財布忘れてる」
そう、父はスロットマシーンの傍らに、なんと財布をそのまま置いていたらしく、しかもそれを置き忘れて立ち去ろうとしたらしいのです。
親切な外国人がそれを見つけて、ダッシュで届けてくれたということでした。
海外でも親切な人はいます
父も落ち着いてみると、その外国人が手に持っているのは自分の財布だったらしいのです。
結局お礼も受け取らずに笑顔で立ち去った、その外国人をただ見送ることしかできなかった父。いくら治安が良いとはいえ、まさか財布を裸で置きっぱなしにしていたものが、そのまま帰ってくるなんて、私たちは驚くしかありませんでした。
でもおかげさまでトラブルもなく親戚一同幸せいっぱいに挙式をすることができ、無事にみんなは帰国、私たち夫婦はそのまま新婚旅行に旅立つことが出来ました。
日本でもまず返ってくることが考えられないケースで、まさか無事に返ってきてくれるなんて。。。
「海外でも外国人でも、親切な方はいるのだなぁ」
と感心した事件でした。
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