貴重品と通信手段という、海外での命綱。これらは、安全に確保しておきたいところ。気を使いすぎて使いすぎることはないのです。。。気をつけましょう。
海外ローミングができないようにして海外に行きました
30歳男性、個人事業主です。以前、観光でロンドンに行きました。
出発は成田空港で、現地ロンドンはヒースロー空港に到着しました。記念に写メをとり、ツイートでもしたいと思ったのですが、あいにく、海外では携帯を使えないようにして行ったため、空港のWi-Fiでツイートしました。
気づかずに使ってしまって、数万円の請求が来た、というような書き込みを出発前にインターネットで見かけていたので、怖くて使えるようになんてして行けませんでした。間違って繋げてしまっても困るので、海外ローミングはできないように、携帯会社に事前に連絡をして設定変更してもらっていました。
そして、予めGoogle Mapを使い、目的の場所にピンを立てておき、意気込んで現地に乗り込んだつもりだったのですが、悪夢は既に始まっていたのでした。
日本から予約していたホテルに向かうため地下鉄に乗っていると、目的の駅であるAldgate East駅まで行かないことがわかりました。路線図では繋がっているのにおかしいな、と思いつつも、直通でないならば仕方がないと駅を出ることにしました。
すると、
「ここはどこだぁ?」
という状態になりました。
「どう行ったら、このホテルまで行けるんでしょうか?」
などという聞ける英語力もなく、
「そうだ!Google翻訳があるじゃないか!!」
と思っても携帯は圏外。
はい、そうです。海外ローミングできない設定にしてもらったため、ずっと圏外だったんです。しかも現地は夕方、日本との時差を考えるとイギリスとの時差は9時間ですので、日本は深夜。契約を変更するための携帯会社のサポートセンターは営業時間外でした。
仕方がなく、たまたま駅前に停まっていたタクシーのおじさんに声をかけ、目的のホテルまで行けるか尋ねました。
ブラックキャブで目的のホテルに
日本と違って、その方向でお客さんを拾いたいかが関わってくるため、タクシー乗り場に停まっているタクシーででもなければ、まずは行き先を伝えるのがスマートだと学んでいたのが役に立ちました。
私のつたない英語でも何とか行き先が伝わったらしく、オーケーオーケーと日本では見られないような笑顔を見せてくれました。こんな形でブラックキャブに乗ることになるとは、思いもよらなかったです。
路線図で見たときのとおり、あまり距離はなかったようで、早々にホテルに到着してしまいました。もう少し乗っていたかった。運賃にチップを上乗せで支払い、おじさんとはお別れしました。
その時は、荷物も重かったですし、すぐにチェックインを済ませて寝たかったです。チェックインはさすが外国人相手に手慣れているのでしょう。爽やかなお兄さんが、ゆっくりとした英語でパスポートを見せて、ここに名前を書いて、と指示してくれました。
チェックインは無事に済み、エレベーターで他のお客さんとともに客室がある階へ。部屋に入り、明日の準備でもして、早く寝ようと思ったその時です。財布がなくなっていることに気づきました。ふと、
「もしかして、さっきのタクシーに落としてきた?」
と思いました。
財布はどこへ?!
本当に焦りました。だって、財布の中にクレジットカードも現金も、全財産ほとんどが入っていたんですから。初日に全財産失ったら、何もできないで帰る羽目になります。何とかして探し出さないと。。。
チェックインの時には、財布は出していませんでした。支払いはオンラインで先払いしてしまっていたため、特にクレジットカードの認証要求もありませんでした。
一泊の予約だったから、というのもあったと思います。
フロントへ戻り、さっきのお兄さんに聞きました。相変わらず携帯は使えないので、よくわからない英語になっていたはずですが、しかし、見ていないと言われてしまいました。
もしかしたら、タクシーを降りてからホテルに入る前に落としたのか、とも考えホテル前を捜索しました。しかし、財布は見つかりません。もう一度部屋に戻ってバッグをあさっても見つからず、またホテル前まで戻って探していても見つかりませんでした。
携帯は通じないですし、もう駄目かと諦めかけた時、さっきのフロントのお兄さんがホテルから出てきました。
「あのお客さんが財布拾ったって。君のじゃない?」
そんな言葉をかけられたんだと思います。向かってみると、いかついレスラーのようなおじさんが、私の財布を持っていました。助かりました、海外で財布を落として、ちゃんと戻ってくるなんて。そのおじさんは、エレベーターの中に落としていったよ、と言っていました。
携帯も通じず、アプリに翻訳もしてもらえない私はひたすら、サンキューサンキューとしか言いようがなく、心からの感謝を込めるばかりでした。
通信費をケチって危うく全財産を失うところでした
そんな感謝で胸がいっぱいの中、部屋に帰って一応財布の中身を確認してみると、お金は減っていない様子。ですが、クレジットカードが動かされた形跡が。もしや、クレジットカード番号を控えられた?かもと思い。。。
勝手にネットで買い物をされては困ります。急いで、部屋の電話から、クレジットカード会社に連絡をしてみました。
すると、一件目で真相発覚。先ほどカードを落とされていると連絡があったため、利用を停止しています、と。そうです。あのおじさんは悪いことなどせず、親切心でわざわざカード会社にまで連絡をしてくれたのです。もしかしたら、財布を落としている俺に電話が繋がるかもしれない、と思ってくれたのでしょう。
今回は通信費をケチろうとして、危うく持っていった全財産を失うところでした。
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