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イタリアの路面電車で、思いがけない救いの手

ヨーロッパ旅行で、出張にしろ観光にしろ、いろいろなところを回りたいと欲張りすぎると、毎日の大半が移動とホテルが毎晩変わるので、それだけで、とても疲れてしまいます。また、慣れない土地で、英語が母国語ではない国ですと、以外に思っていた以上に英語が通じないことで大変なことに。。。

ぜひ、現地語の知識も仕入れておくと、どこかで役に立つかもしれません。

一週間のイタリア周遊旅行

9年ほど前になりますが、新婚旅行でイタリアを訪れました。

一週間かけてイタリア全土の有名都市を観光するというものでしたが、一口にイタリアといってもやはり広大な土地。現地ではほとんどバス移動の上毎日宿泊ホテルが変わり、楽しい思い出も勿論沢山出来ましたが、半分くらいはバス中の記憶と言っても過言ではないくらいとにかく移動の多い旅でした。

ブランドショップ巡り

さて、日程もあと一日で終了という最終日、ミラノで数時間フリーとなりました。有名な大聖堂や美術館に行き交う人々で街中は大変混雑していましたが、私と主人はやはり「海外旅行の醍醐味」でもあるブランド物ショッピングをメインに楽しむことにしました。

グッチやプラダ、アルマーニなどひやかしも含め、一通り有名なブランド店で買い物を済ませた後、昼食をとるためにレストランへ移動することにしました。しかしここで、道に迷いってしまいました。私は学生時代に何度か海外旅行の経験はありましたが、ほとんどが東南アジアの都市ばかりでしたし、主人に至ってはなんと海外が初体験でした。

道に迷って、尋ねてはみたものの・・・

更にイタリアで道を尋ねてみても、以外に英語を喋らない人が多かったので、人によってはデタラメを教えられたり(論外ですが・・・)、知らないと言われたりして、なかなかうまく行きませんでした。英語なら片言でなんとか会話が出来る私や主人も、さすがにイタリア語はさっぱりでした。

イタリア語で書かれた地図を片手に身ぶり手振りで伝えてはみましたが、言葉の壁というのがこれほど高いとは思ってもみませんでした。

路面電車でレストランへ

ミラノの中心部には路面電車が走っており、現地の人も交通手段としてよく利用していました。私達はそれに乗って、ガイドブックで見付けたピザの美味しいと評判のお店に移動することにしました。

10分ほど電車に揺られたところでふと、

「この運賃は幾らでどうやって払うのだろうか?」

疑問に感じ始めました。見たところ車内には切符を買う場所も案内図のようなものも見当たりません。慌てて他の乗客の様子を観察していると、皆それぞれ切符の束のようなものを手にしています。

私達が乗った場所にはなかったけれど、おそらくどこかに専門の切符売り場があり、それを購入しないと運賃を払えないのだと、ここにきて初めて気づいた私と主人は青ざめました。

目的の場所までの料金も分からず、仕事中の運転手さんに英語で尋ねることも憚られ、このままだと無賃乗車になってしまいます。どうしようと狼狽えていると、背後から

「お困りですか?」

と日本語で声を掛けられました。

異国で耳にする同ツアーの観光客以外の日本語に、困り果てていた私達は藁をもすがるような勢いでその方に事情を話しました。その人はミラノで働く日本人女性で、いつも通勤にこの路面電車を利用しているとのこと。私達の話を黙って聞いてくれた女性は、なんと自分の持っていた切符の束から私と主人の2人分の運賃チケットを手渡してくれたのです。

そして、女神が舞い降りた・・・

切符売り場は決まった場所にしかないから、初めての観光にはよくあることだと朗らかに笑う女性が神様のようにすら映りました。是非お礼をしたいと申し出ましたが、

「困った時はお互い様だ」

と颯爽と電車を降りていかれるお姉さんの後ろ姿に、何度頭を下げたか分かりません。

肝の冷えた時間でしたが、優しい日本女性の心遣いで新婚旅行を良い思い出で締めくくることができ、本当に感謝の一言に尽きました。見知らぬ土地へ出掛ける時はガイドさんに頼りきるのではなく自分達で少しは予習をしておくこと、それが楽しい旅行に繋がる近道になるのだと教訓にもなった旅行でした。







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