荷物のカギってどうしてますか?
特に、国際線などでチェックインするスーツケースは基本的に開けられるものだと心得ておく方が良いと思います。過去に、鍵を掛けていて何遍も壊されました。税関での保安上文句は言えないようです。バッグさえ壊されてしまいますから。。。
(この場合は航空会社などへクレーム出来ると思いますけどね。)
バスツアーでの後味の悪いできごと
40歳の女性です。もともとはIT系の会社に勤めていましたが、昨年退職し、現在は貯金を切り崩しながら、これまで行けなかった場所を旅行しています。
先日、夫と一緒にタイのサムイ島を訪れた際に、なんだか後味の悪い出来事に遭遇してしまいました。その日はサムイ島からバンコクへの移動日、昼12時に旅行会社の車にゲストハウスでピックアップしてもらいサムイ島のバス乗り場へ、そこで大型バスに乗り換え島内のフェリー乗り場へ行きました。
フェリー乗り場に着くとそこで乗客は全員バスから降りるよう言われ、バスは車両専用デッキへ、私たちは客席デッキへ向かいました。客席デッキは自由席になっていて、私たちも2人分の席が空いている場所を見つけて座りました。そのとき、周囲に中国人の旅行者グループが座っていて、彼らは一様にスーツケースを足元に置いていたのですが、私たちのスーツケースは、バスのラッゲージスペースに預けていたので、何故、彼らがスーツケースを客席まで持ち込んでいるのか不思議に思って見ていました。
長い長いバスの旅ようやくバンコクに到着
フェリーがドンサックという港に到着すると、そこで私たちは同じバスに再び乗車し、スラタニまで移動、そこから更にバンコク行きの夜行バスに乗り換えました。バスは食事休憩とトイレ休憩を挟んで、一晩中走り続け、朝5時にようやくバンコクのカオサンロードに到着しました。スラタニでバンコク行きのバスに乗ってから10時間、サムイのゲストハウスを出発してから17時間です。予約していたゲストハウスに行くと、早朝でしたが、たまたま部屋が空いていたので、そのままチェックインすることができ、長旅で疲れ切っていた私たちはようやく休めると安心しました。
部屋でスーツケースを開けてみると
部屋でスーツケースの鍵を開けようとしていると、夫が「やられた!!」と大きな声をあげました。
驚いて夫の顔を見ると、夫は「カバンを開けられている。」と言いました。私も急いで自分のスーツケースの鍵を開けると、やはり何か様子がおかしいのです。サムイ島を出る前に、スーツケースの中身を綺麗にパッキングしたのですが、上に置いていたものが下になっていたり、収納袋のジッパーが半開きになっていたり、まるで物色されたかのようです。
夫のバックパックには鍵が掛かっていませんでしたが、私のスーツケースには量販店で買ったダイヤル式の南京錠が掛けてあり、この鍵を壊された様子はなく、このときスーツケースを開けたのも、元のダイヤル番号で簡単に開けることができました。しかし、スーツケースが物色されたということは、犯人は何らかの方法で鍵のダイヤル番号を知り、鍵を開けたのでしょう。
とにかく、何か無くなっているものは無いか、夫も私も、急いで自分の荷物を確認しました。幸い貴重品の多くは肌身に着けて持っていたので、バックパックやスーツケースの中に入っていたのは衣料品や洗面用具といった日用品ばかりです。結局、スーツケースやバックパックの中から盗み取られたものはありませんでした。
よくよく思い返してみると・・・
そのとき、ふとフェリーで乗り合わせた中国人旅行者たちのことを思い出しました。彼らは恐らく現地ガイドやインターネットの情報から、事前にサムイ島からのフェリーでバスに預けた荷物は盗難の危険があると知っていたのではないでしょうか。
何も被害がなかったため、被害届も出せず、精神的な被害を受けただけの、ただただ後味が悪いという経験でした。この日、私たちはバンコクで旅行用品専門店へ行き、そのお店の中でセキュリティレベルの最も高いという南京錠を購入しました。
また後日、タイ国内のトラブルについて調べてみると、確かにタイ国内、特にサムイ島方面のフェリーやバスでは盗難の被害が多く発生しているようでした。今後、海外を旅行する際には、現地の安全情報やトラブルについて十分に情報を収集し、セキュリティグッズは専門店で購入しようと思います。