海外でまずやること。スマホの確保
僕は現在30歳の男です。
職業は飲食店でのカフェスタッフ。この話は僕がオーストラリアへ働きに行ったときにあった体験談です。
海外で働くときにまずやることの1つが、現地でのスマホを確保することです。
旅行であれば短期レンタルなどでまかなうことも可能ですが、僕は当時1年間オーストラリアに滞在予定だったので現地でスマホの契約を行うことに。
「現地で端末をを買うのは高いかも」と考えスマホの本体は日本から持参してきました。もちろん機種はSimフリーなのでオーストラリアでの使用もなんら問題ありません。
到着して2日目。僕は友達と別れ現地のお店へ向かいました。下調べをしっかりとしてきたのでどのプランにするのかもすでに決まっています。
到着するやいなや、壁にずらっと並んだSIMカードを手に取りスタッフに「これをください」とお願いしました。顔はしかめっ面ですが快く対応してくれるスタッフ。手際よくSIMカードをスマホにはめていきます。
その後僕は大切な要点をしっかりと聞き込み(支払いやプランの容量のことなど)そのままお店を後にしました。
いつまで経っても繋がらない
数時間後。友達と合流しのんびりとカフェでコーヒーをすすりながら、僕はスマホに目を向けます。先ほどのスタッフからは「回線が繋がるまでは1時間ほど時間がかかる」と言われていたのですが、2時間経っても3時間経っても繋がらなかったんです。
「もう一回お店行って聞いてみるか?」
友達にそうアドバイスされ今度は一緒に先ほどのお店を目指しました。
お店に着くと、先ほど対応してくれたスタッフは同僚と楽しそうに話しています。
「Hello」と声をかけると向こうも僕のことを覚えていたのでしょう。先ほどと同様のしかめっ面をこちらに向け、いそいそと近づいてきます。
僕はことの成り行きを説明しました。1時間経ってもスマホが使えない。SIMカードが何かおかしいのではないか。と。それを聞いたスタッフはしかめっ面をさらにしかめ、僕のスマホを受け取ると一目散に調べ始めました。
「この機種はSIMフリーなのか」「どこで買ったのか」「新しいSIMを入れてみるか」と様々な質問や対策もしてくれましたがどれも効果がありません。
「もしかしたら、スマホ自体が壊れているのかもしれないな」
そう考え始めた僕の横から今まで静かだった友達が口を挟みます。
こんな簡単なことを試していなかった。。
「それ、再起動してみたらいいんじゃないか?」
「え?」そんなシンプルな問いかけに僕もスタッフも唖然としました。そんなことはもうすでに...試していませんでした....
スマホの電源を切りすぐに再起動してみると...。画面には見慣れた4Gの文字と画面の端に表示されるプロバイダーの名前。僕もスタッフもこんな簡単なことを試していなかったのかと唖然としました。
この時のスタッフの「俺がなんとかしてやったぜ」という感じのドヤ顔は今でも忘れられません。いやあなたさっきまで僕に散々「これはスマホの問題だ」とか言ってましたよね?笑。
皆さんもスマホにSIMカードを入れた際は「再起動」をお忘れなく!
意外とやってしまいがちですよ。