SIMフリースマホを利用しようと考えていました
28歳の男性です。英語を時々使用する会社にて勤務しております。
お盆休みで、時間があった私は、英語のスキルアップも兼ねて、個人でフィリピンのマニラに行って観光することにしました。
事前に調べたところ、現地ではフリーWIFIが飛んでいる場所もあるようですが、なかなか安定しないようで、セキュリティ面でも不安があるようだったので、現地でSIMカードを契約し、持っていたSIMフリースマホに入れて利用しようと考えていました。
ただ、いざ現地に着いて携帯ショップに行ってみても、事前に調べていたような旅行者向けの短期プランが無かったので、プリペイド式のデータ容量の限定されているものを購入しました。
購入したSIMカードが利用できない！
購入した時に、スマホの設定もしてくれると、店の人が言っていたのですが、他の国でも同じような経験をしていた私は、自分でできると思い、その申し出を断りました。
しかし、SIMカードを入れて、APNなどを設定しても、全くデータ通信ができません。それどころか、電話回線自体も利用できないようで、電話もかけられないといった状況でした。
しかも、購入したSIMカードに付属していた説明書はかなり簡素なもので、詳しいことは全く書かれておらず、何度も挑戦したものの、上手くいきませんでした。
困り果てた私は、購入した店舗にもう一度行き、設定をしてもらおうと思ったのですが、なんと既に閉店していました。
次の日まで待てば、開店するでしょうが、その日のうちに別の地域に移動したかった私は、次の日まで待てず、その日に何とか電話を利用できる状態にしたいと考えていました。
旅先で触れた優しさ
そこで、ダメもとで全く別のショップに向かい、現状を説明しました。ただ、やはりその会社のSIMカードではないため、設定方法も違うようで、その店員さんも何度もやってくれましたが、なかなかできない様子でした。
すると親切なことに、その店舗の近くを通りかかった常連客であろう人にも声をかけ、その常連客がまた別のお客さんに声をかけ、何人もの人が私のSIMカードが使えない問題を解決しようと、努力してくれました。
途中、何度も私の携帯に電話をかけ、繋がるかどうか試してもくれました。
結局、SIMカード自体の接触が悪かったようで、ICチップ部分を磨いて、再度携帯に挿入すると利用できました。
見ず知らずの外国人の、しかも別の会社で購入したSIMカードを、何とか使えるようにと努力してくれた、フィリピンの人の優しさに触れた出来事でした。