自前バッテリーのススメ

私はレンタルWiFiで安心を買います

私は、海外旅行に行く時は必ず、WiFiを日本国内でレンタルして行きます。
海外で日本にいる家族とも気軽に音声通話やビデオ通話ができるし、地元の美味しいお店や観光スポットへの道順、ホテルへの連絡や何かアクシデントがあった際は日本大使館の場所や連絡先だって、どこからでも電波さえ入れば知ることができます。

安心を買う。

そんな感覚でレンタルをしているのですが…以前、その安心が急に使えなくなった事がありました。

そう、渡航先でWiFiが使えなくなったのです。それは、4年前バンコクに行った時の事でした。いつも通り私は、成田空港で予約をしていたWiFiを受け取りました。

いつもより電池の減りが早い?!

中身もスタッフと窓口で確認をし、パッと見は問題なさそうに見えたのですが、問題はバンコクに到着してから…。
(なんか…電池の減りが速い?)

初日は、夕食を済ますだけだったので、それほど深刻に考えてはいなかったのですが、いつもと違ってWiFi端末の電池消費が早い事に気づきました。

(まぁ、フル充電にしてくれなかったんだろう。ホテルに帰ってから自分で充電すれば良いや)

そんな風に簡単に考えていたのですが、その考えが甘かったのでした。

念のために、レンタルセットに付属されていた予備バッテリー共々一晩中充電をし、翌朝、雑貨屋巡りの観光に出かけたのですが…。

「やっぱりおかしい!!」

まだ昼の12時頃だと言うのに、もうWiFi端末の電池残量は残り1コになっていました。

頭を過ったのは、以前ネットで見た

「携帯と同じでWiFi端末の電池も摩耗していきます」

と書かれたページ。ドキドキしつつも(まぁ、予備バッテリーもあるし)と楽観的に考えていたのですが、ついに夕方前には端末そのものの電池は切れ、予備バッテリーに頼らざるを得ない状況になっていました。

結局あきらめた雑貨屋巡り

すかさず、予備バッテリーを接続するも…。

「ねぇ…コレってケーブルの中で配線断線してない?」

友達がそう疑う程、一向に電池量は回復しません。死にかけの蚊の様に、動くギリギリを推移したまま。ついには、予備バッテリーを繋いでいるのに起動すらしなくなりました。

友達の言う様に断線も疑って、自前のケーブルを刺してみたのですが、画面は相変わらず黒いまま。ホテルに戻ろうにも目的地の店舗はもう直ぐソコ。

携帯の地図を頼りに行くつもりだったので、印刷はしてきていません。こちらの店舗はメジャーでもない為、看板もなし。

それでも、何とか記憶の中の地図を頼りに迷いながらも目的地へ辿り着く事ができました。

ホッとしたのもつかの間、残りの目的地には地図が無いと不安です。

結局、残りの雑貨屋巡りはあきらめて充電をしにホテルに戻りました。

そのまま閉店時間を迎えてしまい、行けなかった場所があったのは言うまでもありません。結局、クレームを入れるのも面倒で、WiFiは普通に返却してしまいました。

以来、WiFiレンタルをする際は必ず自前の予備バッテリーをフル充電で持ち歩く様にしています。観光は時間との闘い。
効率よく、安全にまわる為にも、自前の予備バッテリーを持って行く事をお勧めします。

  • B!